手足のしびれでお悩みの方へ

最終更新日 : 2024/09/20 | 投稿日 : 2024/06/24

日常生活の中で手足のしびれを感じることはありませんか。
しびれは、一時的なものであれば自然に治ることもありますが、継続的に続く場合は大きな不安を感じるものですよね。

特に、しびれが頻繁に起こると、仕事や家事、趣味に支障をきたし、心身ともに疲れ果ててしまうこともあるでしょう。

このような症状に悩む方々にとって、しびれの原因を理解し、適切な対策を知ることは非常に重要です。

ここでみなさまに先にお伝えしたいことは、しびれによる痛みは、感覚障害ではありません。

そのため、早めの対処が求められます。

本コラムでは、手足のしびれに関する基本的な情報から考えられる原因、効果的な対処法までを詳しく解説します。手足のしびれに対する不安や疑問を解消し、快適な日常を取り戻す一助となることを願っています。

手足のしびれが気になる方はこのようなお悩みありませんか

  • ペンやお箸を持つと手がビリビリとする
  • 周りの人に症状を分かってもらえず一人で辛さと戦っている
  • 手足がビリビリしすぎて感覚が麻痺しているように感じる
  • 処方された薬を飲んでもしびれが改善しない
  • 肩こりがひどくなるとしびれも余計にひどくなる
  • スマホやパソコンに触れているとしびれが一層増す
  • 足がビリビリして歩くのがつらい
  • 医療機関で「治療方法がない」と言われ、どうしていいのか分からない
  • この先も不快なしびれに悩まされながら生きていくのかと思うとつらくなる

ピリピリ、ビリビリ…
しびれの程度は人それぞれですが、不快な症状が常に続くのはつらいですよね。

痛みやしびれだけを一時的に改善しても、すぐに再発してしまう方も多いでしょう。
こうなると、再発と通院を繰り返すだけのイタチごっこになりかねません。

じゃあ、何をどう治療したらいいのか分からなくなってしまいますよね。

当院では、そうした原因不明のしびれに悩まされてきた方の改善実績がございます。
これまで病院や整骨院へ行ってもなかなか改善されなかった方は、ぜひ本コラムを読み進めてみてください。

手足のしびれはなぜ起きるの?

手足のしびれはなぜ起きるのでしょうか?

まず大前提として、しびれによる痛みは、感覚障害ではありません。

感覚障害とは、感覚神経の異常や鈍麻など、異常反応を生じる障害を指します。 しびれによる痛みも感覚障害と判断されがちですが、痛みを取り去ることが最適解とはいえません。

一般的に、手のしびれや痛みは首から手の先に伸びている神経や血管が、何らかの原因で圧迫されると引き起こされるといわれています。圧迫される箇所が異なれば、しびれる箇所が腕立ったり指先だったり、足だったりと異なります。

そして、多くの場合は手や足のしびれは、神経圧迫によって起きている次のような疾患が理由と考えられています。

頚椎椎間板ヘルニア

背骨の腰部の椎骨と椎骨の間にある椎間板という軟骨が変性し、組織の一部が飛び出した状態のことを指します。

椎間板は、骨と骨の間でクッションの役割を果たし、衝撃を吸収する働きをしています。しかし、何らかの負担などによって椎間板が変性すると、亀裂が入ったり組織が弱くなったりすることがあります。

進行すると、椎間板の一部が飛び出し(ヘルニア)、神経を圧迫します。これが、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を引き起こすのです。

神経性頚椎症

外傷などによって頚椎の骨や軟骨が変性し、神経根を圧迫することで起こる疾患です。

胸郭出口症候群

首と胸の間にある胸郭出口という場所で、神経や血管が圧迫されることで起こる疾患です。症状としては、腕や手のしびれや痛み、筋力低下や冷感などが挙げられるでしょう。

頚肩腕症候群

首や肩、腕の痛みやしびれなどの症状を総称したものです。
医療機関の画像診断をしても特に原因が見つからない(実際は原因がありますが)場合は、内臓の膜や胸膜などに原因があるケースが多いでしょう。

なぜ神経や血管の圧迫、膜組織の異常が起きるのか

しびれの原因は、神経や血管の圧迫によりおこることが多いのですが、お伝えしたように医療機関の検査結果だけでは原因が分からないケースもあるものです。

特に、画像診断では身体を覆っている膜組織の異常までは確認できません。

では、なぜ神経や血管の圧迫、膜組織の異常が起きるのか?という疑問が生じますよね。
原因はさまざまですが、当院でみつかった例として以下のようなものがあります。

  1. ✔️怪我や手術などの外的刺激により、関節が歪んでしまったり筋膜が癒着して組織が固くなっている
  2. ✔️背骨や骨盤の歪みから内臓がうまく機能しておらず、血行不良になっている

このように、しびれといっても問題はさまざまなのです。

手足のしびれは電磁波も一つの要因

しびれを引き起こす要因として、電磁波による影響も無視できません。

特に、スマートフォンやパソコンに常時触れる生活をしている場合、電磁波による痺れや痛みのほか、めまいや頭痛、吐き気といった症状まで出る可能性があります。これを、電磁波過敏症と呼びます。

電磁波過敏症の初期症状として挙げられるのは、目の疲れが多いかもしれません。
周囲の景色がぼやけたり、目が乾燥して痛くなったりと、違和感を覚えるでしょう。その後、皮膚のしびれや頭痛の症状が現れ、進行すると呼吸困難や手足の麻痺といった状態になるケースもあります。

長時間のデスクワークやスマホの見過ぎから起きるストレートネックにも要注意

スマホやパソコンは、もはや私たちの生活には欠かせません。
しかし、扱うときの姿勢によってはストレートネックにも注意しなければなりません。

ストレートネックとは、首の骨がまっすぐになってしまう状態を指します。通常は、首の骨は自然に湾曲しています。しかし、前屈みの姿勢が続くことで、首の骨がまっすぐになってしまいストレートネックを起こしてしまいます。

ストレートネックになると、首の痛みだけでなく背骨への負荷から自律神経の異常につながり、手や腕のしびれを引き起こすことがあります。

こうした状態から健康体へと戻すには、電磁波環境の改善も同時に進めていく必要があるでしょう。

手足のしびれに対する当院の施術

当院では、手足のしびれに対して痛みの箇所だけにフォーカスするのではなく、全身の状態を観察することから始めます。

手足のしびれは身体の不調から引き起こされるだけでなく、先ほどお伝えしたように電磁波や姿勢など、生活習慣の中にも悪化させる原因が潜んでいる可能性があります。

そのうえで、当院では以下のような検査と施術を行っていきます。

  • しびれの箇所、どのようなしびれがあるのかを確認
  • 脊椎の歪み、可動域を確認
  • 骨盤の歪み、可動域を確認
  • 筋肉の緊張度、癒着状態を確認
  • 肋骨の確認
  • 骨間膜の緊張度を確認
  • 手根関節の可動域を確認

この他にも、お身体の状態に応じて検査を行います。

検査で得られた情報をもとに、当院ではオステオパシーという手技療法を用いて施術をします。

オステオパシーとは、自然治癒力を最大限に活かして身体にもともと備わっている機能を取り戻す医学療法を指します。

私たちの身体は、頭からつま先まで膜組織で覆われ全身でつながっているため、ひとつのユニットとして捉える必要があります。

これらの「膜」は、お互いに影響を及ぼしあっているため、膜組織のどこかでねじれや過度の緊張といった不調箇所があると、それが症状として現れる可能性があります。

手のしびれに関しては、自律神経の圧迫であれば背骨(脊椎)や肋骨のゆがみ、骨盤の可動性を整える必要があります。

ほかにも、内臓の機能低下が関与して腰椎に負担をかけ、それが最終的に手足のしびれにつながっているかもしれません。

はじめは、こうした問題がどこで起きているのかを触診によって特定します。全身の骨格(関節、骨力線、骨内など)、動脈、神経の主要なものをすべて観察し必要な施術を行います。

施術で痛みが強くなることもありませんので、どのような年齢層の方でも安心して受けられます。

他のすべての治療院がそうではありませんが、一般的な治療では、手足のしびれであれば痛みの箇所に電気をあてたりマッサージしたりするところが多いでしょう。しかし、不調の箇所だけに注目していたのでは、本当の原因を見逃しかねません。

「他院でどうすることもできなかった腰痛が、K2オステオパシーでは改善できた」という声を多数いただいているのはこうした理由があるからなのです。

オステオパシーについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

オステオパシーとは?特徴や施術方法を分かりやすく解説!|

手足のしびれは身体のバランスを整えるというサイン


あなたの不調は、手のしびれだけでなくほかの箇所が問題になっている可能性が高いもの。
頭痛、腰痛、めまい、便秘と下痢を繰り返している、このほかにも原因不明の不調が続いていたら、それは身体のバランスが崩れていると教えてくれているサインです。

一箇所の不調は、それぞれ独立した問題ではなくすべて関連した不調なのです。

もし、手足のしびれ以外にも不調があれば、施術することでほかの症状も一緒に改善できる可能性があるでしょう。

これまで手足のしびれで悩まれてきた方は、一人で抱えず私に改善のお手伝いをさせてください。