生理前のつらいPMSを改善へと導くには?
最終更新日 : 2024/07/29 | 投稿日 : 2024/07/25
現在日本では、生理前に女性の70%から80%が、PMSの症状があるといわれています。
PMSはきちんと正しく対処すれば症状が改善します。
ですが、PMSの原因を特定するのはなかなか難しく、毎月つらい思いをされている方は多いものです。
そこで本コラムでは、PMSの知識や、状態を緩和させるための適切な対策についてお話します。少しでも快適な生活を送れるように、ぜひ参考にしてみてくだいね。
Contents
このようなPMSでお悩みではありませんか?
PMSに悩まされている方は、次のようなお悩みはありませんか?
- 生理1週間前あたりからイライラして怒りっぽくなり家族や恋人に当たってしまう
- 生理前になると感情コントロールが難しくなる
- 生理前になると気分が落ち込んでつらい
- 普段気にならないことも生理前になるとやたら気がかりになる
- 生理前は情緒不安定になってすぐに涙が出る
- 生理前に不安が大きくなり夜眠れない
- 生理前になるととにかく眠くてやる気が出ない
- 生理前数日から頭痛や吐き気が起きる
- 生理前になると下腹部が張ってガスがたまる
- 生理前になると骨盤や股関節が痛くなる
- 病院で月経前症候群と診断されてしまった
- 病院で月経前症候群の治療を受けても一向に改善しない
- 漢方、カイロなどいろいろ試してみたが変化が分からない
- PMSのせいで周りから「接しにくい人」と思われてさらにつらい
普段は気分の浮き沈みが少ないのに、生理前になるとやたらとイライラしてしまって家族や恋人、友人にまでつらくあたってしまう…。
女性特有の悩みだからこそ、職場や周りの男性にもなかなか相談できず一人で抱え込んでいる方は多いかもしれません。
K2オステオパシーの施術は、PMSの症状でお悩みのあなたにおすすめできる施術です。
PMSの症状を改善するには、まず身体がどのような状態になっているのか理解することから始めてみましょう。はじめに「PMSとは何なのか」次の章で詳しく説明しますね。
PMSって何?どんな状態なの?
PMS(Premenstrual Syndrome)は、日本語で「月経前症候群」と呼ばれる女性の生理前に発生する一連の症状を指します。
月経が始まる前の数日から一週間ほどの間に現れることが多く、身体的、精神的な様々な症状を引き起こします。PMSの症状は個人差が大きく、軽度な場合から日常生活に支障をきたすほど重度な場合までさまざま挙げられるでしょう。
後の章で詳しくご紹介しますが、身体的な症状には、腹痛、頭痛、胸の張り、むくみ、食欲の変動などが含まれます。
これらの症状が辛く、通常の生活が困難になることもあります。特に腹痛や頭痛は、仕事や家事に影響を及ぼすことは珍しくありません。
精神的な症状としては、イライラ、憂鬱、不安感、集中力の低下などが挙げられます。周囲とのコミュニケーションに影響を与えることがあり、人間関係のトラブルを引き起こす原因にもなり得ます。精神的な負担が重なると、自己肯定感が低下し、ストレスが増大することも少なくありません。
PMSの症状は、ホルモンバランスの変動が一因とされていますが、正確な原因は未だ完全には解明されていません。そのため、病院へ行っても効果的な対策を見つけられずに思い悩んでいる方は多いと思います。
PMSの代表的な症状
PMSの代表的な症状として、以下が挙げられます。
カラダの不調
・腹痛
・頭痛
・胸の張り
・むくみ
・食欲の変動
・疲労感
・腰痛
・吐き気
・関節痛
・便秘や下痢
ココロの不調
・イライラ
・憂鬱
・不安感
・集中力の低下
・気分の落ち込み
・不眠
・感情の不安定
・泣きたくなる
・神経質になる
・無気力感
これらの症状は個人差があり、一人ひとり異なります。普段からご自身の体調や感情をよく観察し「もしかしたらPMSの症状なのでは?」と気が付くことが重要です。
中には、感情のコントロールがうまくいかず「私は不安定でダメだな…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。けれども、あなたの責任ではないので決してご自身を責めないでくださいね。
PMSがなかなか改善されないのはなぜ?
PMSの症状が重くなると、病院を受診することがあるかもしれません。
けれども、当院へ来られる方は病院で治療してもなかなか改善しないという方が大半を占めています。なぜ、改善へと至らないのでしょうか?
それは、PMSに対する適切なアプローチではなかったからだと、当院は考えます。
一般的なPMSへの治療法は、
・痛み止めの薬を処方
・漢方
・ピルの服用
・安静に過ごす
・身体を温める
・痛みが出ている箇所へマッサージ
といったものが挙げられるでしょう。
こうした治療は、対症療法といわれて、症状を一時的に緩和するだけに過ぎません。痛みや不調が強くとりあえず緩和させたい場合は有効ですが、不調に至った本当の原因にアプローチしていないため、改善されたわけではないのです。
こうした一時的な対処を継続していても、根本的な問題に目を向けなければ、同じつらさを繰り返してしまいます。
身体の歪みとPMSの関係
では、PMSから解放されるにはどうしたらいいのでしょうか?
さまざまな要因がありますが、当院では身体の歪みが影響していると考えています。
身体の歪みはさまざまで、骨盤の歪みや顔の歪み、背骨の歪み、左右の脚のアンバランスなどが挙げられます。左右の肩のどちらかが上がったり下がったりするのも、歪みに含まれます。
この中で、PMSに特に強く影響が出やすいのは、骨盤の歪みと捉えます。
PMSの要因として、ホルモンバランスの変動が一つあるとお伝えしました。
このホルモンバランスは、卵巣から分泌されています。
子宮は骨盤の中にぶらさがるような形でつながっているため、骨盤が傾いていると子宮につながる卵巣までも傾きやすくなってしまいます。
卵巣が傾くと、ホルモンの分泌と伝達がうまくいきません。このような状態が続くと、ホルモンバランスが乱れやすくなり、その結果としてPMSが起きるのです。
繰り返しになりますが、PMSの要因は一つではありません。
ただ、身体の歪みがホルモンバランスに影響しやすいことは、ぜひ覚えておいてくださいね。
当院のPMSに対する考え方と治療法
当院では、PMSの不調に対して、起きている症状ではなく本当の原因に目を向けて治療を進めます。そこで用いるのが、オステオパシーという手技療法です。
まず、オステオパシーについて簡単にご説明しますね。
オステオパシーとは
オステオパシーは、自然治癒力を活かして身体に備わっている機能を取り戻して健康へと導く手技療法です。
私たちの身体は、頭からつま先まで1つの膜組織で覆われ、つながっています。
たとえば、筋肉であれば筋膜、骨であれば骨膜、内臓なら間膜です。血管や神経も、膜で包まれています。驚かれるかもしれませんが、歯の周辺も歯根膜という膜で覆われています。
これらの「膜」はお互いに影響を及ぼしあっているため、膜組織のどこかでねじれや過度の緊張といった不調箇所があると、それが症状として現れる可能性があります。
PMSを改善へと導くには、まず全身の膜組織を通じて身体を観察し、歪みやねじれの原因を特定する必要があるのです。
PMSを改善へと導くK2オステオパシーの技術
当院では、身体の歪みやねじれを次のように調整していきます。
●骨格バランスの調整
●骨盤の歪み調整
●内臓機能の調整
●循環器系の調整
●自律神経系の調整
オステオパシーの施術は治療院によって異なりますが、患者さまの身体の状態に合わせた施術を行います。痛みがあるところだけを強く押したり無理やり動かしたりするようなことはしません。
はじめは、触診によって不調な部位を特定します。全身の骨格、動脈、神経の主要なものをすべて観察し必要な施術を行います。
施術中はリラックスした状態で行いますので、年齢問わず安心して受けられます。
オステオパシーにより全身のバランスを改善してPMSの緩和を目指します。
当院について詳しくは、施術メニューをご覧ください。
つらいPMSの悩みは当院へご相談ください
PMSは原因が特定できないことが多く、毎月つらい思いをされている方は多いでしょう。
不調を根本から改善するには、まずPMSがなぜ起きているかの原因を見つけることから始まります。
原因を突き止め、あなたの身体に備わっている自然治癒力を正常に機能させる必要があります。
これまでPMSで悩まれてきた方は、私に改善のお手伝いをさせてください。