不眠症を根本から改善するには?
最終更新日 : 2024/04/26 | 投稿日 : 2024/04/26
不眠症の症状につらい思いをされている方は多いでしょう。
自力で改善を図ろうと思っても、原因がわからず適切な改善策が見つけられないのは非常に苦しいものです。
今回は、不眠症を改善へと導くうえで知っておきたいことをお話します。
Contents
こんなお悩みありませんか
- 夜眠れなくて一日中疲れが残る
- 夜中に目が覚めてそのまま眠れなくなってしまう
- 午前中から眠くて仕事がうまくいかない
- 睡眠導入剤がないと眠れない
- 病院に通っても不眠が改善されない
眠りに関するお悩みは、日中の仕事や活動に支障が出てしまい非常につらいものです。
このような症状は、一般的に不眠症と呼ばれています。
人によっては、薬に頼らないと眠れないという方もいらっしゃるでしょう。
この先もずっと眠れないのか…という不安を持っていらっしゃる方も多いものです。
不眠症とは
不眠症(ふみんしょう)は、質の高い睡眠を取ることが困難な状態のこと。一時的なものから慢性的なものまで、その程度は人によって異なるでしょう。
不眠症には、以下4つのタイプに分かれます。
入眠障害
ベッドに入ってから眠りにつくまでの時間がかかってしまうタイプです。おおよその時間としては、入眠するのに1時間ほどかかる傾向があります。
早期覚醒
本来予定していた起床時刻よりも2時間近く早く目が覚めてしまうタイプです。このタイプでは、起きてからもずっと眠気を感じたり疲れがなかなかとれないといった問題が生じやすいでしょう。
中途覚醒
夜中に何度も目が覚めてしまうタイプです。
目が覚める時間帯や頻度は個人によって異なりますが、一度目が覚めるとその後なかなか寝付けなくなるといった傾向があります。
熟睡障害
朝目覚めても、ぐっすり眠れた感覚がなく、満足な睡眠がとれていないタイプです。ぐっすり眠れないのはつらいことでしょう。朝起きても疲れがとれず、眠気を引きずったまま仕事に向かうため、日中のパフォーマンス低下を招きかねません。
睡眠の不調が長期にわたって続くことで、心身の健康を損なう可能性も否めないでしょう。
不眠症のセルフチェック
不眠症かどうかチェックする項目として、以下の要素が挙げられます。
- ベッドに入ってから眠るまでに時間がかかる
- 眠りに入ってから起きるまで何度も目が覚める
- 起床予定時刻よりも早く目が覚める
- 起床時に睡眠時間が足りていないと感じる
- 日中に眠気が生じる
- 集中力が低下して頭がボーっとする
- 眠れないことへの不安やストレスを感じている
上記の症状が一度きりでなく、1ヶ月以上続いている場合は不眠症が疑われます。
身体の健康だけでなくメンタルにも影響するため、早めに原因を特定し改善を目指すことをおすすめします。
不眠症は改善できるものなの?
結論からいうと、不眠症は改善できます。
そのためには、原因を特定し、適した治療を行うことが大切です。一般的には、不眠症の原因は生活習慣の見直しやストレスマネジメントが重要とされることがあるでしょう。
しかし、不眠症の原因は特定が容易ではありません。
「カフェインを控える」「バランスの良い食事を心がける」「寝る前のスマホやパソコンは控える」「適度な運動習慣をつくる」
こうした習慣の見直しは心身の健康に非常に大切です。しかし、習慣を見直してもなかなか改善されないといったお悩みもまた、不眠症治療の課題の一つかもしれません。
不眠症の原因は何?
では、不眠症の原因はどこにあるのでしょうか。
まず考えられるのは、自律神経のアンバランスです。
自律神経という言葉は、よく耳にしたことがあるでしょう。自律神経を整えることが大事!というように、睡眠にも非常に重要な役割を果たしています。
自律神経と睡眠の関係
自律神経と睡眠は、密接な関係にあります。
自律神経とは、内臓のはたらきや代謝、体温調節など身体のバランスを整える神経のこと。私たちの意思に関係なく、昼夜休まずはたらき続けています。
自律神経には、日中の活動を支える「交感神経」と、リラックスタイムに活発になる「副交感神経」の2種類に分かれます。
両者は自動車におけるアクセルとブレーキのような関係で、お互いに協力しながら心身の健康を保っています。
このうち、睡眠に関係するのが副交感神経です。
副交感神経が優位になった状態は、血圧がおだやかになり心身の緊張がほぐれやすくなります。質の良い睡眠がとれるのは、副交感神経のはたらきによるものなのです。
しかし、自律神経のバランスが崩れてしまうと、交感神経と副交感神経はバトンタッチしづらくなってしまいます。
さまざまな要因によって交感神経が過剰にはたらきすぎてしまい、夜になっても眠れず不眠の症状が現れ始めてしまいます。
不眠を招く原因はさまざま
不眠を招く原因は、自律神経が走っている背骨周辺だけに問題があるとは限りません。
身体はひとつのユニットでつながっているため、以下の要素が不眠症を招く可能性があると考えられます。
- 骨盤の歪み
- 手足の歪み
- 頭蓋骨にある血流の滞り
- 内臓の緊張
- 電磁波による脳への影響
骨盤や頭蓋、内臓、手足の不調であっても、神経系に問題を起こすことがあります。
特に、電磁波に関しては睡眠時に配慮が必要になるかもしれません。
電磁波は、IHや電子レンジ、スマホやテレビなど、私たちの身の回りに多く存在しています。
生活に便利な反面、眠る前のスマホやゲームは脳に強い電気信号を送り続けることになってしまい、脳が誤った情報を身体に送るようになります。
眠っている間も脳が電磁波の影響を受け続けると、交感神経と副交感神経のバランスを乱しやすくしてしまいます。
睡眠時は、スマホを別の部屋に置いたり夜間の充電は避けたりなど、さまざまな対策を心がけてみましょう。
不眠症の改善にはオステオパシーの施術が有効
不眠症は、誰にでも起こり得るものです。とはいえ、自力で改善するのは容易ではないでしょう。
不眠症を根本から改善するには、全身をみて原因を特定する必要があります。
全身のバランスを整える当院のアプローチ
当院では、痛みを引き起こす原因を診るために「オステオパシー」を用いて不調の改善を図ります。
オステオパシーとは、自然治癒力を最大限に活かして、本来備わっている機能を取り戻す医学療法のこと。
身体は「ファシア」という膜組織によって包まれています。
たとえば、筋肉は筋膜、骨は骨膜、臓器なら漿膜(しょうまく)です。血管や神経はもちろん、歯の周りも歯根膜という膜で覆われています。
これらの「膜」は、お互いに影響を及ぼしあってバランスを保っているのです。
膜組織のどこかでねじれや過度の緊張といった不調箇所があると、やがて痛みとして現れる可能性があるでしょう。
背骨、手足、内臓、頭に不調が起きている場合、それがホルモン異常や自律神経の乱れにつながることがあるものです。
不眠に悩む方はもちろん、普段から疲労が溜まりやすい、原因不明の体調不良が続いているという方は、ぜひご来院ください。
オステオパシーについて詳しくは、こちらの記事をご覧くださいね。
不眠症の改善を効果的に行うならK2オステオパシーへ
不眠の悩みを抱えている方は多いでしょう。
特にストレスを抱えているわけではないのに眠れない日々を送っている、薬を処方してもらわないと眠れない、という方のつらさは計り知れません。
身体のお悩みを根本から改善するには、痛みや不調がなぜ起きているかの原因を見つけ出すことからスタートです。
これまで悩まれてきた方は、私に改善のお手伝いをさせてください。