腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方へ

最終更新日 : 2024/03/18 | 投稿日 : 2024/03/18

  • ヘルニアを治療しても痛みや痺れが続いている
  • ヘルニアの再発が怖くて毎日が不安
  • 症状の悪化で手術の必要が出てくるか心配

ヘルニアによる痛みや不快感に悩まされている方は多いものです。
「治療しても再発してしまう」「痛みが激しく、仕事に支障が出てしまっている」と、身体的な症状だけでなく、日常生活や精神的な面においてもさまざまな悩みを抱えていることでしょう。

ヘルニアの症状が悪化するのではないかという不安から、手術を検討されている方も多いかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。
ヘルニアは、痛みの箇所だけが原因になっているとは限りません。ヘルニアを発症する原因は、もっと別のところに隠れていることが多いのです。

そこで本記事では、椎間板ヘルニアの本当の原因や、根本的な治療法についてご説明します。痛みや不快感で悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。

こんなつらい痛みやしびれでお悩みではありませんか?

  • 長時間同じ姿勢を続けた後や、朝起きたときに腰に慢性的な痛みを感じる
  • 長時間座っていると腰痛が悪化し、仕事や食事、移動中の車や電車での座位が困難
  • 腰から足にかけての痛みやしびれで歩くのがつらい
  • 転倒の不安から、もう片方の足にしびれを感じたり、足の裏が「綿で包まれたような」感覚を覚える
  • 足の筋力が低下し、階段の上り下りが困難
  • 夜、横になっているときに腰痛や足の痛み、しびれが悪化し睡眠不足が続いている
  • 長時間座った後や横になった後に立ち上がる際に、腰に激しい痛みを感じる
  • 腰痛や下肢の症状により、家事や趣味活動、スポーツなど日常生活が制限される
  • 痛みや不快感により、仕事のパフォーマンスが低下している。重労働や長時間のデスクワークが困難
  • 保存的治療(薬物療法、理学療法など)や手術治療の選択に関する不安がある
  • 治療の効果、副作用、費用に関する心配が大きい
  • コルセットが手放せない

腰椎椎間板ヘルニアによって引き起こされる身体的な痛みや不快感だけでなく、日常生活や精神的な健康にも深刻な影響を及ぼします。

治療を進めていくには、適切な診断と治療計画で生活の質を改善していかなければなりません。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

そもそも、腰椎椎間板ヘルニアとはどのような症状なのでしょうか。

腰椎椎間板ヘルニアとは、腰部の椎間板が変性や損傷を受け、その一部が飛び出して脊髄神経を圧迫することで、さまざまな不調を引き起こす疾患のこと。具体的な症状は、圧迫される神経の場所や程度によって異なりますが、以下のような症状を引き起こすといわれています。

腰痛

椎間板の損傷自体が原因で、腰部に痛みを引き起こします。特に、急に重い物を持ち上げたときや不自然な姿勢をした際に痛みが強くなる傾向があります。

坐骨神経痛

椎間板ヘルニアが坐骨神経を圧迫すると、腰から臀部、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて鋭い痛みや燃えるような痛み、電撃のような痛みが走ることがあります。これを坐骨神経痛と呼びます。

足のしびれや感覚の低下

圧迫される神経によっては、足先や足の特定の部位にしびれやピリピリする感覚、冷感、または感覚が鈍くなることがあります。

筋力の低下

足の筋力が低下し、特に「足を引きずる」ような歩行になることがあります。これは、神経の圧迫による筋肉の制御能力の低下から発症しているといわれています。

反射の低下

膝やアキレス腱の反射が低下することがあります。これは、神経の圧迫によって反射神経の伝達が悪くなるためです。

排尿や排便の障害

非常に重度の場合、排尿や排便のコントロールが困難になることがあります。これは、脊髄神経の中でも特に「馬尾」と呼ばれる部分が圧迫されることで起こり、緊急の治療が必要な状態です。

腰椎椎間板ヘルニアの症状は人によって異なり、中には明確な症状が現れない場合もあるでしょう。しかし、痛みや不快感が激しく、日常生活が困難になっている方は、早めに原因を特定し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

どこへ行っても腰椎椎間板ヘルニアが改善されないのはなぜ?

腰椎椎間板ヘルニアに悩まされてきた方の中には、さまざまな医療機関で治療を受けてこられたかもしれません。

ただ、どの医療機関を受診して治療してもらっても思うように改善しなかったり、症状が再発してしまったりと、なかなか改善しないという方は少なくないでしょう。

なぜ、どこへ行っても改善されないのでしょうか。

結論からいうと、一般的な治療法のほとんどが、腰や筋肉など、不調箇所に対する対症療法や保存療法だからといえます。

腰椎椎間板ヘルニアの一般的な検査と治療では根本的な改善は目指しにくい

一般的な腰椎椎間板ヘルニアに対しては、以下のような検査と治療が行われます。

検査方法

  • 物理診察:患者の症状の聞き取りと、腰の動きや筋力、神経反射などの基本的な身体検査を行う
  • MRI(磁気共鳴画像法):脊椎や椎間板の詳細な画像を提供し、ヘルニアの位置や大きさ、神経への影響を評価する
  • CTスキャン:骨の構造を詳細に見るために使用される
  • X線:骨の異常や脊椎のアライメントを評価する。椎間板自体は映像化されない
  • 神経伝導検査:神経がどの程度損傷しているかを評価するために行われることがある

治療法

椎間板ヘルニアの治療は、非手術的治療から始めるのが一般的です。症状が改善しない場合には、手術的治療が検討されることもあるでしょう。

  • 安静:急性期には、安静にして症状の悪化を防ぐ
  • 物理療法:姿勢の改善、筋力の強化、柔軟性の向上を目指す
  • 薬物療法:痛みや炎症を軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩薬が処方されることがある
  • 電気治療:電気刺激が痛みの伝達を遮断する
  • 腰の筋肉へのマッサージ:特定の筋肉に刺激を与えることで、血流改善を図る
  • コルチコステロイドの注射:神経根の周囲に直接ステロイドを注射して炎症を抑え、痛みを軽減する

一時的な痛みや不調を軽減させるためには、こうした治療法は間違いではありません。しかし、痛みの箇所だけにフォーカスしても、根本的な解決にはならないのが現状です。

ヘルニアの治療本では、上記のような治療で3ヶ月以内に改善が見込めると記載されていることが多いかもしれません。多少痛みが大きくても、10ヶ月あれば軽快へと向かうといわれています。しかし、実際は上記治療に1年かけても痛みや痺れが残る場合は珍しくありません。

腰椎椎間板ヘルニアを引き起こす根本的な原因

では、腰椎椎間板ヘルニアを軽快するにはどのような治療法が最適なのでしょうか。

結論、腰椎椎間板ヘルニアを引き起こす原因は、痛みや不調箇所ではなく、その他全身のどこかに潜んでいる可能性があります。

本当の原因は全身のどこかに潜んでいる

痛みの箇所だけが原因ではないのなら、全身のどこが不調になっているのでしょうか。その答えは、人それぞれ異なるということです。

当院で見つかった腰椎椎間板ヘルニアの原因は、以下のようなものがあります。

  • 腸間膜根の強い緊張や制限
  • 頭蓋骨と骨盤をつなぐ硬膜の緊張や制限
  • 骨盤のゆがみ
  • 足関節の圧縮
  • 筋肉の不均衡
  • 腰と骨盤の不均衡
  • 食習慣(糖質の摂りすぎ、乳製品や動物性タンパク質の摂りすぎ、アルコールの過剰摂取)
  • 生活習慣(喫煙、運動不足、姿勢)
  • 過去の怪我によるダメージ

起きている箇所が一箇所に集中しているだけで、その原因は多岐にわたります。実際には、特定の筋肉が関係して痛みが起きる方もいれば、骨格の歪みが原因になっている方もいます。

場合によっては、内臓の機能低下が関与して腰椎に負担をかけていることも少なくありません。腰椎と内臓の関係は密接な関わりがあり、内臓の負担がかかることでヘルニアの症状が悪化するおそれもあるでしょう。

激しいスポーツをしていないのに腰椎椎間板ヘルニアになったという方は、内臓の緊張が大きく関わっていることが多いと、当院は考えています。

腰椎椎間板ヘルニアを根本から改善するK2オステオパシーの技術

腰椎椎間板ヘルニアを根本から改善するには、腰椎だけでなく全身の膜組織からアプローチする必要があります。

当院では、全身の状態を観察し原因を特定するために「オステオパシー」という技術を用いて腰椎やその他不調の改善を目指します。

オステオパシーと聞いて、馴染みのない方は「初めて聞くけど大丈夫なの?」「怪しくないの?」と思われるかもしれません。

ここで、オステオパシーとは何かご説明しますね。

オステオパシーとは?

オステオパシーとは、自然治癒力を最大限に活かして身体にもともと備わっている機能を取り戻す医学療法のこと。体のバランスを整え、自然治癒力を促進する手技療法を指します。

私たちの身体は、頭からつま先まで膜組織で覆われ、全身でつながっています。
まるで全身スーツのように、途切れることなく覆っているとイメージしてもらうといいかもしれません。たとえば、筋肉であれば筋膜、骨であれば骨膜、内臓なら間膜です。血管や神経、歯茎も膜で包まれています。

これらの「膜」は、お互いに支え合い、全身のバランスを保とうと休むことなく活動してくれています。
膜組織のどこかでねじれや過度の緊張といった不調箇所があると、それが症状として現れる可能性があるでしょう。

オステオパシーの治療では、こうした膜組織を通じて身体の内部を深く観察することから始めます。不調な箇所を突き止め、そこに対して適切な処置を施し改善へと導きます。

オステオパシーは「結果(症状)」だけに注目するのではなく、症状が出るまでに至った「原因」に対してアプローチを図る治療法なのです。

オステオパシーについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧くださいね。

オステオパシーとは?特徴や施術方法を分かりやすく解説!|

腰椎椎間板ヘルニアに対する当院の治療法

当院では、腰椎椎間板ヘルニアに対する治療法として、腰椎椎間板ヘルニアの原因を特定し、具体的な治療法や生活習慣の改善、アドバイスなど、つらい痛みや痺れから解放されるよう治療を計画いたします。

痛みの部分ではなく全身を見て原因を探る

K2オステオパシーでは、腰椎だけでなく全身を見て原因を探します。
腰椎椎間板ヘルニアは結果であり、原因ではありません。

身体のどこかの膜が捻れて緊張すると、それが伝わって身体の離れたところにストレスがかかります。

やがてそれが痛みとして現れ、機能低下や自然治癒力の低下につながるでしょう。

当院の施術では、膜の制限へアプローチするため、どこへ行っても改善できなかった痛みや不調の改善を目指せるようになります。

過去に身体に起きたことを詳しくヒアリングする

初回ご来院時に、過去に身体に起きたことを詳しくヒアリングさせていただきます。

たとえば、手術歴や事故の経験があるかどうか、生活環境に関してもお伺いします。

「あのときのケガが腰痛の原因になっているの?」と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。

お身体の状態や歴史はみなさんそれぞれ異なります。気になることがあれば、ぜひお話してくださいね。

身体に負担がない技術で施術する

オステオパシーの施術は治療院によって異なりますが、身体の状態に合わせた施術を行います。決して、痛みがあるところだけを強く押したりマッサージするようなことはしません。

はじめは触診によって問題部位を特定します。全身の骨格(関節、骨力線、骨内など)、動脈、神経の主要なものをすべて観察し必要な施術を行います。

施術で痛みが強くなることもありませんので、どのような年齢層の方でも安心して受けられます。

妊娠中の方は、安定期に入っていればお受けいただけます。不安であれば、医師に相談されてからお受けいただければ幸いです。

腰椎椎間板ヘルニアの痛みにもう悩まないで

腰椎椎間板ヘルニアは、一時的に治ったとしても再発しやすく、痛みが激しくなったときのつらさは計り知れません。

痛みを根本から改善するには、なぜ不調が起きているかの原因を見つけ出すことから始まります。

原因を突き止め、あなたの身体に備わっている自然治癒力を正常に機能させる必要があります。

自然治癒力がうまく働くようになれば、大半の不調は改善が見込まれるでしょう。

これまで腰椎椎間板ヘルニアで悩まれてきた方は、一人で抱えず私に改善のお手伝いをさせてください。