身の回りの電磁波対策で今すぐできること

最終更新日 : 2024/10/31 | 投稿日 : 2024/10/31

「なんとなく体がだるい」
「寝つきが悪い」
「頭痛がする気がする」

といった不調があっても、原因がわからずに悩んでいる人も多いはず。身の回りには便利なデジタル製品があふれていますが、その反面、見えない電磁波への不安が広がっているのも事実です。

そこで本コラムでは、電磁波による影響が気になる方に向けて、日常生活で実践できる電磁波対策を分かりやすく紹介します。特別な知識や大掛かりな設備がなくても始められる対策を紹介するので、役立ててみてください。

身の回りの健康を守るための一歩を、今から一緒に始めてみましょう!

そもそも電磁波って何?

「電磁波」って聞くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれません。でも実は、身近な存在なんです。

簡単に言えば、電磁波とはエネルギーの流れのこと。スマホやWi-Fi、電子レンジなど、私たちの日常にある多くの電化製品から出ているものです。

電磁波は「電場」と「磁場」がセットで動くもの

電磁波は、電場(電界)と磁場(磁界)という2つの力が交互に生まれながら、光の速さで進んでいきます。つまり、電気の力と磁気の力が一緒になってエネルギーを運んでいるんですね。だから「電磁波」という名前がついているんです。

電磁波はどこにあるの?

「電磁波」は、スマホからテレビ、家のWi-Fiルーター、電子レンジなど、私たちの生活の至るところで使われています。身の回りのあらゆる機械が電磁波を出しているため、気づかないうちに私たちは毎日それに触れています。

身の回りの電磁波は3種類

電磁波にはいろいろな種類があり、それぞれ性質が違うため、対策も使い分けることが大切です。身近にある電磁波を、大きく3つのタイプに分けて見てみましょう。

極低周波電磁波:電場(50Hz/60Hz)

1つ目は、極低周波電磁波です。

これは、家の中の電化製品や、壁の中にある配線から生み出され、スイッチをON/OFFしても関係なく、コンセントにつないだ時点で発生するのが特徴です。
(例)冷蔵庫、照明、エアコン

極低周波電磁波:磁場(50Hz/60Hz)

次に、極低周波電磁波で、家電のスイッチをONにしたときに発生します。
特にヒーターやモーターが入った家電はたくさんの磁場を出します。
(例)電子レンジ、扇風機、ドライヤー

高周波電磁波(50Hz/60Hz以外)

最後に、高周波電磁波です。

これは、スマホやWi-Fi、Bluetoothなど、通信に使われる機器から発生します。
テレビやスマートメーターなど、便利なデバイスもこれに含まれるでしょう。
(例)スマホ、Wi-Fiルーター、Bluetoothイヤホン

電磁波による身体への影響は?

ここで気になるのが、電磁波による身体への影響でしょう。
電磁波が人体に与える影響は、科学的な根拠は示されてはいません。しかし、当院では少なからず影響があると考えます。

私たちの体には、微弱な生体電流が流れており、これによって心臓の鼓動や神経伝達、筋肉の動きなど、生命活動が正常に保たれています。

たとえば、スマホやタブレットが私たちのタッチ操作に反応するのも、体内の生体電流を感知するからです。ところが、電磁波はこの生体電流に悪影響を与え、体の調子を崩す原因になることがあるのです。

こうした人工電磁波は、特に私たちの健康に悪影響を及ぼしやすいとされています。世界保健機関(WHO)や国際がん研究機関(IARC)は「発がん性の可能性がある」と警告を出しており、一部の国では電磁波対策が国レベルで実施されているのも事実。

強力な電磁波を長期間浴び続けることで、次のような体調不良を引き起こすことがあります。

  • 身体の不調:頭痛、肩こり、便秘、睡眠障害、肌荒れ、貧血
  • 精神的な影響:イライラ、鬱症状、集中力低下、自律神経失調症
  • 重篤な症状:生殖能力低下、認知症

特に、子どもは大人よりも電磁波の影響を受けやすいことが指摘されています。子どもは体内の水分量が多く、皮膚が薄いため、電磁波が体に浸透しやすいのです。
お子さんと一緒に過ごしている場合は、特にご自宅の電磁波対策を強化した方がいいといえるでしょう。

自宅でできる電磁波対策

それでは、まず自宅でできる電磁波対策を紹介します。

まずはできる対策から、始めてみてください。

電子機器から距離をとって過ごす

まず、電子機器からなるべく距離をとって過ごしてみてください。

電子レンジや電気ストーブなどの家電製品は、使っているときに電磁波を多く発生させます。特に電子レンジは、使っている最中に近づきすぎると電磁波を浴びることになるため、2メートル以上は離れて待つようにしましょう。

まずは距離をとることが、手軽にできる電磁波対策の第一歩です。

必要のない電子機器はコンセントから抜いておく

必要のない電子機器は、コンセントから抜いておきましょう。

家電製品はスイッチを切っても、コンセントに差しっぱなしにしているだけで微量の電磁波が発生しています。使わないときは、プラグを抜くだけで電磁波を軽減できます。

特に、スマホの充電器やタブレット、電気ケトルなど、使っていないものがずっとコンセントにつながっていないか定期的にチェックするのが大切です。電気代の節約にもつながるので、一石二鳥の対策ですよ。

充電しながら電子機器を操作しない

充電しながらの電子機器の操作は、絶対にやめてください。

スマホやタブレットを充電しながら使うと、電磁波が強くなり、バッテリーにも負担をかけてしまいます。長時間の充電操作は避けて、充電が終わった後にまとめて使用するようにしましょう。

もしどうしても使いたい場合は、充電をこまめに切って、電磁波の影響をできるだけ抑えるように心がけましょう。

冷蔵庫はアースをとる

冷蔵庫や洗濯機などの家電製品には、アース(接地線)がついています。このアースを使うことで、電磁波を外に逃がし、電磁波の影響を減らせます。

もしアース線がついているのに使っていない場合は、しっかりと接地することで家電からの電磁波を抑えることができます。特に水回りにある電化製品にはアースを取るのが安全です。

就寝時は電子機器を同じ部屋に置かない

スマホやタブレットを枕元に置いたまま寝ていませんか。
就寝中も電磁波は発生しているため、できるだけ寝るときは別の部屋に置くのが理想です。

Wi-FiやBluetoothは、使っていなくても電波を発信し続けています。必要のないときや就寝時は機内モードにして、通信を遮断することで電磁波の影響を減らせます。

良質な睡眠にもつながるので、おすすめです。

定期的にアーシングする

身体に溜まった電気は、自然には消えません。そのため、定期的にアーシングすることをおすすめします。

アーシングとは、裸足で地面に触れることで、体内にたまった電気を放出する方法です。土や芝生、砂浜の上を歩くと、電磁波によるストレスが軽減され、心身のリフレッシュにもなります。

忙しい日々の中でも、公園での散歩などを取り入れ、アーシングを習慣にするのが効果的です。

アーシングマットや電磁波対策グッズを使用する

意識的にアーシングしたいという方は、アーシングマットや電磁波対策グッズを活用してみましょう。

室内でも簡単にアーシングができるアーシングマットを使うと、体の電気を効率よく逃がせます。その他にも、電磁波を軽減するシールド素材のカバーや、ブロッカーを利用するのも一つの手。手軽にできる対策グッズを取り入れることで、家庭でも安心して過ごせますよ。

電磁波対策は出先でも!

電磁波は家庭だけでなく、外出先でも私たちの周りに存在します。特に、新幹線などの移動中は電磁波の影響を受けやすい環境です。新幹線では、車両に使われている大量の電気設備や通信システム、そしてスマホやWi-Fiの利用などから電磁波が発生しています。もし、出張や旅行で新幹線に乗る機会が多く、「なんとなく疲れやすい」「頭が重い」といった不調を感じる場合、電磁波の影響が関係しているかもしれません。

新幹線は通路側を確保しよう

実は、新幹線で低周波が計測されるのは、窓際。通路側の席は、ほぼ計測されないようなので、一人で移動するのであれば、迷わず通路側を選んでください。

また、グリーン車は、どの座席でも電磁波は計測されにくいといわれています。普通車よりも料金が高いので、ちょっと迷うかもしれませんが、新幹線に乗ると調子が悪くなるという方は、グリーン車を選んでみてもいいかもしれません。

有害な電磁波が気になる場合は測定してみよう

「電磁波が体に悪い」という情報をよく耳にするかもしれませんが、中には根拠のない噂や誇張された内容が含まれていることもあります。

インターネット上には科学的な情報もありますが、伝言ゲームのように広まった誤った情報が人々の不安を増幅させていることも多いのです。

そこで大切なのは、むやみに不安になるのではなく、自分の環境を正しく知ることです。

目に見えない電磁波だからこそ、まずは測定器を使って実際の電磁波の量を確認することが効果的。どの家電からどの程度の電磁波が出ているかを知れば、不要な不安を抱えることなく、必要な対策だけに集中できますよ。

電磁波測定器は、インターネットで手軽に購入でき、簡単に使えるモデルもあります。測定した結果、特に心配な電磁波がないことがわかれば、それだけで心が軽くなるはず。普段過ごしている場所や寝ている部屋の電磁波を理解するだけでも、過ごし方が変わるはずです。

目に見えないからこそ、実際に測って確認することが大切です。無駄な不安に悩まされず、正しい知識を持って電磁波と向き合いましょう!

原因不明の体調不良に悩んだらK2オステオパシーへご相談ください

もし、電磁波対策をしていても原因がわからない体調不良に悩まされている場合は、当院へご相談ください。

体がだるい、頭痛がする、睡眠の質が悪いといった症状が続くなら、もしかすると電磁波の影響に加え、身体機能が乱れているサインかもしれません。

当院の施術は、オステオパシー技術を軸にしています。
オステオパシーは、体のバランスを整えることで不調を改善する自然療法です。

当院の治療では、全身でつながっている膜組織を通じて身体の内部を深く観察し、不調な箇所を突き止めます。そして、そこ対して適切な処置を施し改善へと導きます。

オステオパシーは「結果(症状)」に注目するのではなく、症状が出るまでに至った「原因」に対してアプローチを図る治療法なのです。

身体の不調は、電磁波による影響も含まれるかもしれませんが、身体の歪みやねじれ、過緊張など、さまざまな要因が絡み合って発生するものです。

「他院でどうすることもできなかった不調が、K2オステオパシーでは改善できた」という声を多数いただいております。

オステオパシーの施術について詳しく知りたい方は、こちらをご覧くださいね。

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