四十肩・五十肩でお悩みの方へ
最終更新日 : 2024/09/30 | 投稿日 : 2024/05/23
「なんだか肩に違和感があるな…」
「肩が痛いけど、どこかで打った覚えないしな…」
そのまま治るでしょ!と構えていても痛みが増すばかりで、ついには腕が上がらなくなってしまった…という方は多いのではないでしょうか。
一般的に四十肩・五十肩といわれるこの症状は、肩関節周囲炎といわれるものです。
放置しておくと完治するまでに1年以上かかるこの炎症は、日常生活に支障が出てくることもしばしば。
少しでも肩に違和感を持ったら、早めに対処する必要があります。
放置してつらい思いをする前に、本記事をお読みいただき、適切な治療を進めてみましょう。
四十肩・五十肩でよくあるお悩み
- 腕を上げようとしても肩が痛くて上がらない
- 痛みは少ないが肩を動かす範囲が狭くなっている
- 肩が思うように動かず着替えが大変
- 腕を動かすだけで肩周りが痛い
- 腕が上がらず日常生活に支障が出てきている
- 腕が上がらず、日常生活に支障が出ている
- 痛み止めを飲んでもすぐに痛みが出てしまう
- 湿布だけでは痛みが治らずつらい
- 病院や整骨院に通ったのに痛みが続いている
- この先も肩の痛みを我慢しなければならないのかと気持ちが沈む
上記の症状は、一般的にいわれている四十肩・五十肩といわれるもので、正式には「肩関節周囲炎」や「癒着性関節包炎」と呼ばれます。
肩関節周囲炎は、必ずしも40代以上の人に限定されたものではなく、20代や30代でも発症します。
高いところへ手を伸ばそうとすると肩が痛い…冷蔵庫上段のものが取れない…着替えが困難…など、日常生活に支障が出ますよね。
痛みを我慢して無理やり腕を動かそうとすると、さらに痛めてしまうのではないかと心配になる方も多いでしょう。
肩関節周囲炎は、発症から治るまでに通常であれば1年近くかかるといわれています。
「この痛みが1年も続くなんて嫌だ」そう思われる方が大半です。
当院では、上記のお悩みをお持ちの方の改善実績があります。
もし、肩の痛みを何とかしたいとお思いの方は、ぜひ本記事を読み進めてみてください。
四十肩・五十肩はなぜ起きるの?
四十肩・五十肩は、主に関節の動きが制限されることで発症するといわれています。
正式名称で説明すると、肩関節周囲炎は関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などの組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。
さらに、関節周りの組織がくっつき炎症につながると、癒着性間接包炎を発症することがあります。
なぜ関節の動きが制限されたり癒着が生じて動かしづくなったりするのかは、解明されていないというのが一般的な見解です。
しかし、当院では四十肩・五十肩の原因は肩周りだけに限らないと考えます。
つまり、身体のどこかで歪みや緊張が生じていたり、可動域が制限されていたりといった状況が、肩関節に影響を与えている可能性があるということです。
四十肩・五十肩は自然に治るの?
四十肩・五十肩は、自然に痛みがおさまることがありますが、健康体に戻ったといえば必ずしもそうではありません。
どういうことなのか、簡単に説明しますね。
典型的な四十肩・五十肩は、発症から治癒までに段階があります。
最初は「あれ?肩を動かすと違和感があるな」という感覚から始まるでしょう。
そのうちに凍結進行期といって、肩の痛みと動きの制限が起き、やがて凍結期という動きの制限が強い時期に突入します。この時期になると、痛み自体は軽減されてくるかもしれません。
そして、痛みと動きの制限が落ち着く解凍期に入ると、日常生活に支障が出ない程度まで回復します。
ここまでの流れは、人によって差があるものの平均して1年前後です。
痛みが消えると、治ったと感じるかもしれません。
しかし、実際には痛みが消えても肩の可動域は狭いままで、元どおりに腕を動かせない、肩を動かせないという状態が続くこともあります。
また、症状が一時的に消失したとしても、次に痛くなったときには、以前よりも強い痛みとして現れることが多いです。
その理由は明白で、ねじれが限界まで捻じれると動かなくなり、違う箇所へ負担がかかっていくためです。
痛みの放置は、非常に危険です。状態が続き限界がくると、逃がす場所がなくなり、他の弱い箇所に力(ストレス)が溜まりやすくなります。
また、問題を放置していることで「慢性」化となり、メンタルへストレスとなり解剖学的に「脳
の変性」が起こりうる可能性もあります。
持続する痛みで脳の痛みを判断するエリアが拡大し、触れるだけでも痛いという状態になります。
肩に痛みを引き起こした本当の問題を解決しない限り、不調は全身に広がってしまうでしょう。
一般的な治療では四十肩・五十肩は改善が期待できない
四十肩・五十肩がなかなか改善されないと悩む方は多いものです。
一般的な病院では、四十肩・五十肩の治療として「痛めた箇所を1週間は温めてはいけない」ということをいわれるかと思います。リハビリがない医院では、説明がないままになっていることもあるでしょう。
さらに、レントゲン(X-p 所見)を撮ったとしても、原因が分からず症病名の診断が降りる場合があります。
しかし、その場合は自律神経系が原因であることが多いと近年論文などで発表されています。
自律神経などが原因とになってくると、整形外科や病院では診ることがなく、神経ブロックや服薬(脳でのブロック)での対処となることが多いです。
これでは、四十肩や五十肩はなかなか改善が見込めません。むしろ、悪化してしまう可能性があります。
四十肩・五十肩に対する当院の施術
当院では、何が原因で肩関節に過剰な負担がかかっているのか全身を観察し、痛みを引き起こしている根本的な原因を見つけて施術します。
具体的には、以下の方法で施術していきます。
自律神経及び全身の骨格バランスを整える
当院では、四十肩・五十肩へのアプローチとして、自律神経や全身の骨格バランスを整えます。
全身の骨格バランスは、首から背骨、骨盤・肋骨に制限がないか確認し、崩れている箇所が見つかれば整えていきます。
肩の動きは、肩甲骨の歪みから引き起こされることがあります。肩甲骨は肋骨背部に位置し、その肋骨は胸椎へとつながっています。
肋骨のアンバランスや胸椎や腰椎、骨盤の動きに制限があることで、肩甲骨に余計な負荷がかかり肩に痛みが現れます。
こうした理由から、背骨全体と、背骨の土台に位置する骨盤、そして肋骨を整えていきます。
このほかにも、肩の痛みは以下の不調が考えられるためアプローチしていくことがあります。
- 鎖骨下動脈(鎖骨下)の緊張改善
- 血流の改善
- 肩甲上神経の柔軟性改善
- 鎖骨下から腕に伸びる動脈の循環不良改善
- 神経にかかわる内臓の調節
四十肩・五十肩は、表面上でいくと肩関節の問題にみえます。しかし、身体はひとつにつながっているため、全身を観察し肩関節の痛みと動きの制限がどこから生じているのかを探さなければ根本的な解決とは言えません。
当院で見つかった四十肩・五十肩の原因としては、
- 肋骨・背骨のゆがみ
- 骨盤のねじれ、過度な緊張
- 過去の手術による胸膜の癒着
- 肩筋肉の癒着
- 頚椎のねじれ
- 脳の痛みの中枢(視床)の歪みと制限
- 筋膜のねじれ
などがみられました。
四十肩・五十肩は、まず服の脱ぎ着の際に痛みが走るのがもっともつらいことかと思います。毎日必ず必要な動作ですから、何とかしたいものですよね。
痛みを和らげるためには、本当の原因を見つけなくてはいけません。
整形外科や整骨院で治療を受けても一向に改善されない場合は、別の角度から四十肩・五十肩にアプローチすることをおすすめします。
当院での施術の流れ
当院では、次のステップで身体の状態を評価します。
①カウンセリング
過去の手術や事故、その時の症状や経過などを事前にお伺いし、施術当日はその情報をもとに詳しくカウンセリングいたします。
②検査
全身を検査します。姿勢・骨格・関節の歪み、骨・骨内線維、内臓、すべての動脈や神経も含めた評価を行います。
③施術開始
検査結果によって特定した関節の痛みや内臓の機能低下、骨格・関節・筋膜の過度な緊張にアプローチします。
④施術後の説明
施術後、身体の状態を確認します。
今の状態や生活習慣などの注意点を説明して終了です。
上記はもっともスタンダードな治療方法ですが、このほかにも体内の排毒をするデトックスプログラムやスポーツ障害に特化したコースもございます。
私たちの身体はズレやすく、歪みやすいものです。
交通事故や打撲だけでなく、普段の生活で脚を組んだり決まった側で重い荷物を持ったりと、ほんのささいな週間でも身体はズレて歪みを生じさせます。
このほかにも、電磁波の影響も身体に負荷をかけていることが分かってきています。
歪んだ身体は、自然には戻りにくものです。そうした歪みを正しい本来の位置に戻すことにより、さまざまな機能障害や不調を回復させることが重要なのです。
痛みを我慢するしかないと思っていた方は当院へご相談ください
肩の痛みはつらいですよね。
運動されている方にとっては、ストレッチやヨガができなくて困っているかもしれません。
当院では、原因不明の不調に対して多数の改善実績がございます。
「病院へ行っても原因がわからないと言われてしまった」
「痛み止めを処方されたけど効果がなかった」
そのような方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、オステオパシーという手技療法でアプローチしていきます。はじめての方は、こちらをご覧いただけますと幸いです。