頭痛・偏頭痛(片頭痛)でお悩みの方へ
最終更新日 : 2024/03/01 | 投稿日 : 2024/02/27
「ズキズキと脈を打つような激しい頭痛で眠れない」
「頭痛薬が手放せない…」
頭痛や偏頭痛(片頭痛)に悩まされている方は少なくありません。
頭が痛いと、日常生活や仕事に大きな影響がありますよね。鎮痛剤がないと不安という方もいらっしゃるでしょう。
とはいえ、頭痛の改善を図ろうとしても「これといった原因が見当たらない」「治し方が分からない」という方が大半です。
結論から申し上げると、頭痛の改善を目指すには、頭痛を引き起こしている本当の原因を見つける必要があります。
具体的にどういった方法で改善を図っていくのか、本記事で詳しく解説しますね。
頭痛・偏頭痛(片頭痛)に悩まされている方は、参考にしていただけますと幸いです。
Contents
こんなつらい頭痛でお悩みではありませんか?
はじめに、よくある頭痛の症状をご紹介します。
- 肩や首が凝ると頭痛に加えて吐き気がする
- ズキズキと脈を打つような痛みが走る
- 眼球の裏まで痛むような頭痛がある
- 朝起きた時点で頭が痛い
- 頭全体が締め付けられるようなキューっとした痛みが続く
- 月経直前になると頭痛がある
- 側頭部だけにジンジンとした痛みがある
痛みのレベルは、人によって異なるもの。何となく頭が痛いな…という軽い症状から、吐き気を伴う症状までさまざまです。
中には、起き上がれない、視覚障がいを発生させるといった危険性を伴う頭痛もあります。このような頭痛の場合、命の危険を伴う場合があります。早期に適した治療を受ける必要があると考えておきましょう。
多くの方が悩む代表的な頭痛は2種類
頭痛と一口にいっても、たくさんの種類があります。
その中でも、多くの方が悩む代表的な頭痛は「偏頭痛(片頭痛)」と「緊張型頭痛」の2種類が挙げられるでしょう。
それぞれ、どういった頭痛なのか説明しますね。
偏頭痛(片頭痛)
偏頭痛(片頭痛)は、ズキズキと脈打つような激しい痛みを引き起こす頭痛のこと。片側または両側に出ることがあり、断続的に痛みが続きます。
人によっては、吐き気や嘔吐を伴うことがあり、光や音、匂いなどに敏感になることもあるでしょう。
また、偏頭痛(片頭痛)の前兆として、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる視覚障害が現れる場合もあります。
※閃輝暗点(せんきあんてん)とは:視界に「チカチカ」「キラキラ」とした光が見えて視野が狭くなったり、ものが見えづらくなったりする症状
偏頭痛(片頭痛)はなぜ起きるの?
偏頭痛(片頭痛)が起きる原因は、脳の神経伝達物質や血管の異常が、痛みの発症に関係していることが考えられています。
特に、脳の血管が何らかの原因によって急激に伸縮すると、脳の三叉神経が刺激されます。この刺激が炎症物質を作り出し、脈を打つような激しい痛みへと変わります。
偏頭痛(片頭痛)を改善するには、脳の神経や血管を異常な状態へと導くトリガーを見つけ出さなければなりません。
緊張型頭痛
続いて、緊張型頭痛です。
緊張型頭痛とは、頭全体がキューっと締め付けられるような痛みの頭痛。頭痛で悩む方の7〜8割が緊張型頭痛と言われているほど、代表的な種類です。
緊張型頭痛はなぜ起きるの?
緊張型頭痛が起きる原因は、以下のものが挙げられます。
こうした身体的・精神的なストレスによって、筋膜や神経が緊張することで発症しやすくなると考えられます。
筋膜とは、筋肉を包む膜のことで、ウェットスーツのように全身を覆う膜のこと。表層から深層まで張り巡らされ、身体を支える第二の骨といわれる重要な部分です。こうした筋膜の緊張や血流の滞りが生じてしまうと、頭痛が発症しやすくなります。
特に理由もなく現れる頭痛の多くは、筋膜の異常による痛みであることが少なくありません。
緊張型頭痛の改善を図るには、身体の神経系や筋膜の過度な緊張を緩和し、全身のバランスを整える必要があるでしょう。
頭痛がなかなか改善しないのはなぜ?
頭痛の種類は分かっていても、なかなか改善しないと悩む方は多いかもしれません。
このまま頭痛と付き合い続けるしかないのか…と諦めている方もいらっしゃるでしょう。
では、一向に改善されないのはなぜなのでしょうか。
一般的な対症療法で頭痛の根本解決は目指せない
結論からいうと、一般的な頭痛の治療は痛みだけに注目することが多く、膜組織にはあまり触れられません。つまり、頭痛を引き起こす根本的な原因を見逃している可能性があるということです。
一般的な頭痛への治療は、表面化している症状を緩和させ、苦痛を和らげるための対症療法が用いられます。頭痛であれば、頭痛薬を服用するといったイメージです。
鎮痛剤の役割は、感覚を制御するだけの一時的なものに過ぎず、根本的な原因にはたらきかけるわけではありません。
ご説明したように、頭痛の改善を目指すには、トリガーとなっている異常箇所を正しく見極める必要があります。
身体の膜組織の緊張や身体の歪みは、頭痛に深く関係しています。全身でつながっている膜組織の緊張箇所や歪みに適切なアプローチをすることが、改善へと導く手段の一つとなるでしょう。
当院の頭痛に対する考え方と治療法
当院では「身体は一つにつながっている」という視点で頭痛の治療を進めます。
頭痛が起きるのは、肩や首周りの筋膜が緊張してしまったり、姿勢が悪くバランスが保てなくなってしまったり、骨盤に歪みが生じてしまったりと、身体のバランスが崩れてしまった結果として現れたもの。
当院の治療では、膜組織を通じて身体を深く観察することから始めます。
不調な箇所を突き止め、そこに対して適切な処置を施し改善へと導きます。
頭痛に至るまでの要因を探っていくと、次のようなことが見えてきます。
これらは単体で影響しているわけではなく、複数が組み合わさることによって頭痛として現れるケースが大半でしょう。
当院を訪れる患者さまの中には、腰痛と頭痛が併発されている方もいらっしゃいます。
腰痛と頭痛は、一見何の関係もないと思われがちですが、同時に起きるパターンが多く見られます。理由として考えられるのは、脊柱の歪み。
身体を支える脊柱が歪むと、身体の傾きを戻すために首や肩、背中、腰周りの筋肉が局所的に緊張しやすくなります。過度な緊張によって血管が圧迫され血流が悪くなることで、腰痛や頭痛といった症状が誘発されやすくなるでしょう。肩こりや背中の痛みにもつながるかもしれません。
また、近年の生活環境(スマホやパソコンの電磁波)も、頭痛に深く関係していると考えられます。
頭痛を引き起こす要因は、非常に複雑でさまざまです。
根本的な原因を取り除けば、本来備わっている自然治癒力によって頭痛を引き起こさない状態へと導いていけるものです。
頭痛という結果だけに注目しても、また同じ痛みを引き起こしかねません。頭痛だけでなく、他の箇所に痛みが生じる可能性もあるでしょう。
まずは、痛みを引き起こす原因を見つけることが重要です。
頭痛を改善へと導くK2オステオパシーの技術
当院では、痛みを引き起こす原因を診るために「オステオパシー」という技術を用いて不調の改善を図ります。
当院の治療法「オステオパシー」って何?
オステオパシーとは、自然治癒力を最大限に活かして、本来備わっている機能を取り戻す医学療法を指します。
私たちの身体は、頭頂部から足の指先まで膜組織で覆われ、全身でつながっています。
たとえば、筋肉は筋膜、骨は骨膜、臓器なら漿膜(しょうまく)です。血管や神経はもちろん、歯の周りも歯根膜という膜で覆われています。
これらの「膜」は、お互いに影響を及ぼしあってバランスを保っているのです。
膜組織のどこかでねじれや過度の緊張といった不調箇所があると、やがて痛みとして現れる可能性があるでしょう。
オステオパシーは、痛みの箇所だけに注目するのではなく、症状が出るまでに至った「原因」に対してアプローチを図る治療をします。
オステオパシーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧くださいね。
当院の頭痛へのアプローチ
当院の頭痛へのアプローチは、次のような観点から治療を進めます。
当院では、身体の状態に合わせた施術をします。決して痛みがあるところだけを強く押したりマッサージするようなことはしません。
はじめは頭蓋骨の触診によって問題部位を特定します。骨格や動脈、神経の主要なものをすべて観察し、適した治療をします。
また、はじめて来院された方には、過去に経験された手術歴やケガがあるかなど詳しくお伺いいたします。
「あのときのケガが頭痛の原因になっているの?」と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
お身体の状態や歴史はみなさんそれぞれ異なります。ぜひお話くださいね。
どこへ行っても治らない頭痛にもう悩まないで
頭痛の痛みは日常生活に支障をきたし、そのつらさは計り知れません。
根本から改善するには、頭痛がなぜ起きているかの原因を見つけ出すことからスタートです。
これまで頭痛で悩まれてきた方は、私に改善のお手伝いをさせてください。